STEYX 関数

STEYX 関数

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ここでは、Microsoft Excel の STEYX 関数の構文および使用法について説明します。

説明

回帰直線上の予測値の標準誤差を返します。 標準誤差とは、個別の x の値に対する y の予測値の誤差の程度を計測するための尺度です。

書式

STEYX(既知の y, 既知の x)

STEYX 関数の書式には、次の引数があります。

  • 既知の y 必ず指定します。 従属変数の値を含む数値配列またはセル範囲を指定します。

  • 既知の x 必ず指定します。 独立変数の値を含む数値配列またはセル範囲を指定します。

解説

  • 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。

  • 引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。

  • 引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。

  • エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。

  • 既知の y と既知の x に含まれているデータの個数が異なるときは、エラー値 #N/A が返されます。

  • 既知の y と既知の x にデータが含まれていない場合、またはデータの個数が 3 つ未満である場合は、エラー値 #DIV/0! が返されます。

  • y の予測値の標準誤差は次のように定義されます。

ここで、x は標本平均 AVERAGE(既知の x)、y は標本平均 AVERAGE(既知の y)、n は標本数です。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ
既知の y既知の x
26
35
911
17
85
74
54
数式説明 (計算結果)計算結果
=STEYX(A3:A9,B3:B9)各 x に対する回帰直線上の y の予測値の標準誤差を計算します (3.305719)3.305719
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