PRICEMAT 関数

PRICEMAT 関数

Excel for Microsoft 365 Excel for Microsoft 365 for Mac Excel for the web Excel 2021 Excel 2021 for Mac Excel 2019 Excel 2019 for Mac Excel 2016 その他…表示数を減らす

ここでは、Microsoft Excel の PRICEMAT 関数の書式および使用法について説明します。

説明

満期日に利息が支払われる証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。

書式

PRICEMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 利回り, [基準])

重要: 日付は、DATE 関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 たとえば、2008 年 5 月 23 日を入力する場合は、DATE(2008,5,23) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

PRICEMAT 関数の書式には、次の引数があります。

  • 受渡日 必ず指定します。 証券の受渡日を指定します。 受渡日とは、発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付です。

  • 満期日 必ず指定します。 証券の満期日を指定します。 満期日とは、証券の支払期日です。

  • 発行日 必ず指定します。 証券の発行日を指定します。日付にはシリアル値が使用されます。

  • 利率 必ず指定します。 発行日の証券の利率を指定します。

  • 利回り 必ず指定します。 証券の年間配当を指定します。

  • 基準 省略可能です。 計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。

基準基準日数 (月/年)
0 (ゼロ) または省略30 日/360 日 (NASD 方式)
1実際の日数/実際の日数
2実際の日数/360 日
3実際の日数/365 日
430 日/360 日 (ヨーロッパ方式)

解説

  • Microsoft Office Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。 既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存され、2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,448 日後に当たるので、シリアル値は 39448 になります。

  • 受渡日とは、債券などの証券の売買代金を決済した日付です。 満期日とは、証券の支払期日です。 たとえば、2008 年 1 月 1 日に発行された 30 年債券を、発行日の 6 か月後に購入したとします。 この債券は、発行日が 2008 年 1 月 1 日、受渡日が 2008 年 7 月 1 日になり、満期日は、発行日の 30 年後に当たる 2038 年 1 月 1 日になります。

  • 受渡日、満期日、発行日、基準に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。

  • 受渡日、満期日、発行日に無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

  • 利率 < 0 または利回り < 0 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • 基準 < 0 または基準 > 4 である場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • 受渡日 ≧ 満期日である場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • PRICEMAT 関数は、次の数式で表されます。

ここで

* B = 利息計算の基礎となる 1 年の日数

* DSM = 受渡日から満期日までの日数

* DIM = 発行日から満期日までの日数

* A = 発行日から受渡日までの日数

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ説明
2008/2/15受渡日
2008/4/13満期日
2007/11/11発行日
6.10%半年単位の利率
6.10%利回り
0基準 (30 日/360 日)
数式説明結果
=PRICEMAT(A2,A3,A4,A5,A6,A7)セル A2:A7 で指定した引数を使用して債券の価格を求めます。$99.98
上部へスクロール