GAMMA.INV 関数

GAMMA.INV 関数

Excel for Microsoft 365 Excel for Microsoft 365 for Mac Excel for the web Excel 2021 Excel 2021 for Mac Excel 2019 Excel 2019 for Mac Excel 2016 その他…表示数を減らす

ここでは、Microsoft Excel の GAMMA.INV 関数の書式および使用法について説明します。

ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 p = GAMMA.DIST(x,…) の場合、GAMMA.INV(p,…) = x になります。 この関数は、正規分布に従わないと見られる変数を分析する場合に使います。

書式

GAMMA.INV(確率,α,β)

GAMMA.INV 関数の書式には、次の引数があります。

  • 確率 必ず指定します。 ガンマ分布における確率を指定します。

  • α 必ず指定します。 分布に対するパラメーターを指定します。

  • β 必ず指定します。 分布に対するパラメーターを指定します。 β= 1 の場合、標準ガンマ分布の値が返されます。

解説

  • 引数に文字列を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

  • 確率 < 0、または確率 > 1 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • α ≦ 0 または β ≦ 0 の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。

確率の値が指定されると、GAMMA.DIST(x, α, β, TRUE) = 確率となるような値 x がシークされます。 したがって、GAMMA.INV 関数の精度は GAMMA.DIST 関数の精度に依存します。 GAMMA.INV 関数では、反復計算の手法が利用されます。 64 回反復計算を繰り返しても計算結果が収束しない場合、エラー値 #N/A が返されます。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ説明
0.068094ガンマ確率分布における確率
9分布の α パラメーター
2分布の β パラメーター
数式説明計算結果
=GAMMA.INV(A2,A3,A4)A2、A3、A4 の中の x、α、β 引数に対するガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を求めます。10.0000112
上部へスクロール