FLOOR 関数
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ここでは、Microsoft Excel の FLOOR 関数の書式および使用法について説明します。
説明
指定された基準値の倍数のうち、最も近い値かつ 0 に近い値に数値を切り捨てます。
書式
FLOOR(数値, 基準値)
FLOOR 関数の書式には、次の引数があります。
数値 必ず指定します。 丸めの対象となる数値を指定します。
基準値 必ず指定します。 倍数の基準となる数値を指定します。
解説
引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
数値が正で基準値が負の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
数値の符号が正の場合、値は切り捨てられ、0 の方に近い値に調整されます。 数値の符号が負の場合、値は切り捨てられ、0 から離れた値に調整されます。 指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
=FLOOR(3.7,2) | 3.7 を基準値である 2 の倍数になるように切り捨てます。 | 2 |
=FLOOR(-2.5,-2) | -2.5 を基準値である -2 の倍数になるように切り捨てます。 | -2 |
=FLOOR(2.5,-2) | 2.5 と -2 の符号が異なるため、計算結果はエラー値になります。 | #NUM! |
=FLOOR(1.58,0.1) | 1.58 を基準値である -0.1 の倍数になるように切り下げます。 | 1.5 |
=FLOOR(0.234,0.01) | 0.234 を基準値である -0.01 の倍数になるように切り下げます。 | 0.23 |