Excel の起動方法をカスタマイズする
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Microsoft Office Excel を起動する前に、Excel の起動時に、特定の ブック 、またはカスタム設定を持つブック テンプレートまたはワークシート テンプレート が自動的に開いていることを確認できます。 特定のブックを開く必要がなくなった場合は、Excel の起動時に開かなくてもかまいません。
Excel の起動時に開かれたブックに、Auto_Openなどの自動マクロが含まれている場合、ブックが開いたときにそれらのマクロが実行されます。 必要に応じて、Excel の起動時に自動的に実行されないようにすることができます。
ヒント:
また、コマンド ライン スイッチとパラメーターをスタートアップ コマンドに追加することで、Excel の起動方法をカスタマイズすることもできます。
詳細については、「 target=”_blank” title=”Microsoft Office 製品のコマンド ライン スイッチ」を” rel=”noopener”>Microsoft Office 製品のコマンド ライン スイッチ」を参照してください。
空白のブックで Excel を自動的に起動する
Excel 2013 以降では、Excel の既定では、起動時に最近のブック、場所、テンプレートを含むスタート画面が表示されます。 この設定は、代わりにこの画面をバイパスし、空白のブックを作成するように変更できます。 そのためには、次を実行します。
[ ファイル > オプション] をクリックします 。
[ 全般] で、[ スタートアップ オプション] の下の [ このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示 する] の横にあるボックスを check します。
[ OK] をクリックします 。
Excel の起動時に特定のブックを自動的に開く
Excel の起動時に特定のブックを自動的に開くには、そのブックを XLStart フォルダーに配置するか、XLStart フォルダーに加えて 代替スタートアップ フォルダー を使用できます。
XLStart フォルダーを見つける
XLStart フォルダーに配置したブック、テンプレート、または ワークスペース ファイル は、Excel の起動時に自動的に開きます。 XLStart フォルダーのパスを確認するには、セキュリティ センターの設定をチェックします。 そのためには、次を実行します。
[ファイル] メニューの [オプション] をクリックします。
[ セキュリティ センター] をクリックし、[ Microsoft Office Excel セキュリティ センター] の 下の [ セキュリティ センターの設定] をクリックします。
[ 信頼できる場所] をクリックし、信頼できる場所の一覧にある XLStart フォルダーへのパスを確認します。
代替スタートアップ フォルダーを使用する
[ファイル]、[オプション]、[詳細設定] の順にクリックします。
[ 全般] の [ スタートアップ時に、すべてのファイルを開く ] ボックスに、代替スタートアップ フォルダーとして使用するフォルダーの完全なパスを入力します。
Excel は代替スタートアップ フォルダー内のすべてのファイルを開こうとするため、Excel で開くことができるファイルのみを含むフォルダーを指定してください。
注: 同じ名前のブックが XLStart フォルダーと代替スタートアップ フォルダーの両方にある場合は、XLStart フォルダー内のファイルが開きます。
Excel の起動時に特定のブックが開かなくなる
Excel の起動時に自動的に開かれるブックの場所に応じて、次のいずれかの操作を行って、起動時にブックが開かなくなったことを確認します。
ブックが XLStart フォルダーに格納されている場合は、そのフォルダーからブックを削除します。
ブックが代替スタートアップ フォルダーに格納されている場合は、次の操作を行います。
注: スタートアップ フォルダーの検索の詳細については、「 XLStart フォルダーの検索」を参照してください。
1. [**ファイル**]、[**オプション**]、[**詳細設定**] の順にクリックします。
2. [ **全般**] の [起動時] の内容をオフにして **、すべてのファイルをボックスで開** き、[OK] をクリック **します** 。
3. Windows エクスプローラーで、Excel を起動するアイコンを削除し、代替スタートアップ フォルダーからブックを自動的に開きます。
ヒント: そのアイコンを右クリックし、[ プロパティ] をクリックし、[ ショートカット ] タブでブックへの参照を削除することもできます。
新しいブックまたはワークシートを作成するときにブック テンプレートまたはワークシート テンプレートを自動的に開く
ブック テンプレートで頻繁に使用するブック設定を保存し、新しいブックを作成するたびにそのブック テンプレートを自動的に開くことができます。
次のいずれかの操作を行います。
ブック テンプレートを使用するには、ブック テンプレートに基づく新しいブックで使用するシート、既定のテキスト (ページ ヘッダー、列、行ラベルなど)、数式、マクロ、スタイル、その他の書式設定を含むブックを作成します。
ワークシート テンプレートを使用するには、1 つのワークシートを含むブックを作成します。 ワークシートに、ワークシート テンプレートに基づくすべての新しいワークシートに表示する書式、スタイル、テキスト、その他の情報を含めます。
ブックまたはワークシート テンプレートに保存できる設定
* セルとシートの形式。
* 各シートのページ形式と 印刷範囲 設定。
* セル スタイル。
* ブック内のシートの数と種類。
* ブックの保護された領域と非表示の領域。 シート、行、列を非表示にし、ワークシートのセルに対する変更を防ぐことができます。
* ページ ヘッダーや行ラベル、列ラベルなど、繰り返すテキスト。
* データ、グラフィックス、数式、グラフ、その他の情報。
* データ検証設定。
* フォームのマクロ、ハイパーリンク、および ActiveX コントロール。
* ブックの計算オプションとウィンドウ ビュー オプション。
2. [ファイル]、[名前を付けて保存] の順にクリックします。
[ 名前を付けて保存] の [種類 ] ボックスで、[ テンプレート] をクリックします。
[保存場所] ボックス で 、テンプレートを保存するフォルダーを選択します。
既定のブック テンプレート または 既定のワークシート テンプレートを作成するには、XLStart フォルダーまたは代替スタートアップ フォルダーのいずれかを選択します。 スタートアップ フォルダーのパスを確認するには、「 XLStart フォルダーを見つける」を参照してください。
カスタム ブックまたはワークシート テンプレートを作成するには、[テンプレート] フォルダーが選択されていることを確認します。
パスは通常、C:\Users<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates です。
[ ファイル名 ] ボックスで、次のいずれかの操作を行います。
既定のブック テンプレートを作成するには、「 Book 」と入力します。
既定のワークシート テンプレートを作成するには、「 シート」 と入力します。
カスタム ブックまたはワークシート テンプレートを作成するには、使用する名前を入力します。
[保存] をクリックします。
[ ファイル] > [閉じる] をクリックします 。
Excel の起動時に自動マクロが実行されないようにする
Excel の起動時に開くブックに記録された自動マクロ (Auto_Open など) は、ブックが開くとすぐに自動的に実行されます。
- マクロが自動的に実行されないようにするには、Excel の起動中に Shift キーを押します。
ヒント: 自動マクロの詳細については、「 target=”_blank” title=”マクロの実行” rel=”noopener”>マクロの実行」を参照してください。