ExcelでのROUND、ROUNDUP、ROUNDDOWN、MROUND関数の使い方徹底解説!

Excelでのデータ処理において、数値を適切に丸めることは重要です。ここでは、Excelで利用できるROUND、ROUNDUP、ROUNDDOWN、MROUND関数について、詳細な説明と使用例を紹介します。

目次

  1. ROUND関数:四捨五入
  2. ROUNDUP関数:切り上げ
  3. ROUNDDOWN関数:切り捨て
  4. MROUND関数:倍数への丸め
  5. FAQ(よくある質問)

1. ROUND関数:四捨五入

ROUND関数は、数値を指定した桁数で四捨五入します。

使用例:

セル数値関数結果
B23.145=ROUND(B2, 2)3.15
B37.689=ROUND(B3, 1)7.7

説明:

  • number: 四捨五入する数値
  • num_digits: 小数点以下の桁数

2. ROUNDUP関数:切り上げ

ROUNDUP関数は、数値を指定した桁数で常に切り上げます。

使用例:

セル数値関数結果
B23.141=ROUNDUP(B2, 2)3.15
B37.689=ROUNDUP(B3, 1)7.7

説明:

  • number: 切り上げする数値
  • num_digits: 小数点以下の桁数

3. ROUNDDOWN関数:切り捨て

ROUNDDOWN関数は、数値を指定した桁数で常に切り捨てます。

使用例:

セル数値関数結果
B23.149=ROUNDDOWN(B2, 2)3.14
B37.689=ROUNDDOWN(B3, 1)7.6

説明:

  • number: 切り捨てする数値
  • num_digits: 小数点以下の桁数

4. MROUND関数:倍数への丸め

MROUND関数は、指定された倍数に数値を丸めます。

使用例:

セル数値関数結果
B23.14=MROUND(B2, 0.1)3.1
B37.68=MROUND(B3, 0.5)7.5

説明:

  • number: 丸める数値
  • multiple: 丸める倍数

FAQ(よくある質問)

Q1: ROUND関数とMROUND関数の違いは何ですか?

  • A1: ROUND関数は指定した桁数で四捨五入しますが、MROUND関数は指定した倍数で丸めます。

Q2: 切り上げと切り捨ての違いは?

  • A2: 切り上げ(ROUNDUP)は常に指定した桁数以上に、切り捨て(ROUNDDOWN)は常に指定した桁数以下に丸めます。

Q3: 小数点以下の桁数を指定しない場合はどうなりますか?

  • A3: 小数点以下の桁数を指定しないと、整数部分での丸めが行われます。

Q4: Excelの他の丸め関数にはどのようなものがありますか?

  • A4: 他にもINT(整数部を取得)やTRUNC(指定した桁数以下を切り捨てる)などがあります。

Q5: 小数点以上の桁数で丸めることはできますか?

  • A5: はい、例えばMROUNDを使って100の倍数に丸めることができます。MROUND(number, 100)のように使用します。

このガイドを参考に、Excelでのデータ処理をより効率的に行いましょう!

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