BETA.DIST 関数
Excel for Microsoft 365 Excel for Microsoft 365 for Mac Excel for the web Excel 2021 Excel 2021 for Mac Excel 2019 Excel 2019 for Mac Excel 2016 その他…表示数を減らす
β分布を返します。
β分布は、複数の標本を対象に割合の変化を分析する場合などに使用します (たとえば、複数の人が 1 日のうちにテレビを見ている時間の割合を算出するときは、この関数を使用します)。
書式
BETA.DIST(x,α,β,関数形式,[A],[B])
BETA.DIST 関数の書式には、次の引数があります。
X 必ず指定します。 区間 A ~ B の範囲内で、関数を評価する時点を指定します。
α 必ず指定します。 確率分布のパラメーターを指定します。
β 必ず指定します。 確率分布のパラメーターを指定します。
累積 必ず指定します。 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。 関数形式に TRUE を指定すると累積分布関数の値が計算され、FALSE を指定すると確率密度関数の値が計算されます。
A 省略可能です。 x の区間の下限を指定します。
B 省略可能です。 x の区間の上限を指定します。
解説
引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
α ≦ 0 または β ≦ 0 の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
x < A、x > B、または A = B の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
A と B の値を省略した場合は、標準の累積β分布 (A = 0 と B = 1) が使用されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ | 説明 | |
---|---|---|
2 | 関数に代入する値 | |
8 | 確率分布のパラメーター | |
10 | 確率分布のパラメーター | |
1 | 下限 | |
3 | 上限 | |
数式 | 説明 | 結果 |
=BETA.DIST(A2,A3,A4,TRUE,A5,A6) | 上のパラメーター値に対応する累積β確率密度関数の値を求めます。 | 0.6854706 |
=BETA.DIST(A2,A3,A4,FALSE,A5,A6) | 上のパラメーター値に対するβ確率密度関数の値を求めます。 | 1.4837646 |