STDEVPA 関数

STDEVPA 関数

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ここでは、Microsoft Excel の STDEVPA 関数の書式および使用法について説明します。

説明

文字列や論理値を含む引数を母集団全体と見なして、母集団の標準偏差を計算します。 標準偏差とは、統計的な対象となる値がその平均からどれだけ広い範囲に分布しているかを計測したものです。

書式

STDEVPA(値 1, [値 2], …)

STDEVPA 関数の書式には、次の引数があります。

  • 値 1, 値 2, … 値 1 は必ず指定します。値 2 以降は省略可能です。 母集団に対応する 1 ~ 255 の値。 また、半角のカンマ (,) で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。

解説

  • STDEVPA 関数は、引数を母集団全体であると見なします。 指定する数値が母集団の標本である場合は、STDEVA 関数を使用して標準偏差を計算してください。

  • 標本数が非常に多い場合、STDEVA 関数と STDEVPA 関数の戻り値は、ほぼ同じ値になります。

  • 標準偏差は、n 法を使って計算します。

  • 引数には、数値、数値配列、数値を含む範囲を参照する名前かセル参照、数値を表す文字列、TRUE や FALSE などの論理値を指定できます。

  • 引数として指定した、数値を表す文字列が計算の対象となります。

  • 引数に TRUE が含まれる場合は 1 と見なされ、文字列または FALSE が含まれる場合は 0 (ゼロ) と見なされます。

  • 引数に配列またはセル範囲の参照を指定した場合、そこに含まれる値だけが計算の対象となります。 配列またはセル範囲の参照に含まれる空白セルと文字列は無視されます。

  • エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。

  • セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含めない場合は、STDEVP 関数を使用します。

  • STDEVPA 関数は次の数式を使って標準偏差を計算します。

ここで x は標本平均 AVERAGE(value1,value2,…) n はサンプル サイズです。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ
強度
1345
1301
1368
1322
1310
1370
1318
1350
1303
1299
数式説明 (計算結果)計算結果
=STDEVPA(A3:A12)製造された 10 個の部品のみを母集団とした場合の強度の標準偏差を計算します (26.05455814)26.05456
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