VAR.P 関数

VAR.P 関数

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引数を母集団全体と見なし、母集団の分散 (標本分散) を返します (母集団内の論理値と文字列は無視します)。

書式

VAR.P(数値 1,[数値 2],…)

VAR.P 関数の書式には、次の引数があります。

  • 数値 1 必ず指定します。 必ず指定します。 母集団に対応する最初の数値引数を指定します。

  • 数値 2, … 省略可能です。 母集団に対応する引数 2 から 254 までの数値。

解説

  • VAR.P 関数は、引数を母集団全体であると見なします。 指定する数値が母集団の標本である場合は、VAR.S 関数を使用して分散を計算してください。

  • 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。

  • 引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。

  • 引数が配列またはセル範囲の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。 空白セル、論理値、文字列、またはエラー値はすべて無視されます。

  • エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。

  • セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、VARPA 関数を使用します。

  • VAR.P 関数は次の数式を使って分散を計算します。

ここで x は平均 AVERAGE(number1,number2,…) のサンプルです n はサンプル サイズです。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

強度
1,345
1,301
1,368
1,322
1,310
1,370
1,318
1,350
1,303
1,299
数式説明結果
=VAR.P(A2:A11)これら 10 個の部品のみが製造された (母集団全体である) という仮定の下で、部品全体の強度の分散を計算します。678.84
=VAR.S(A2:A11)母集団の標本をテストの対象と見なす VAR.S 関数を使って分散を計算します。 VAR.P とは計算結果が異なります。754.27
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