文字列形式の数値を数値形式に修正する
場合によっては、ワークシートの数値が文字列形式としてセルに保存され、計算で問題が発生したり、並べ替え順序が不適切になったりすることがあります。 このような問題は、データ ソースやその他の外部データ ソースからデータをインポートした場合に発生する可能性があります。
表示形式が文字列に設定された数値 (数値文字列) は、右揃えではなく、左揃えでセルに配置され、通常はエラー インジケーターが表示されます。
目的に合ったトピックをクリックしてください
方法 1: エラー チェック機能を使用して文字列形式の数値を変換する
方法 2: 形式を選択して貼り付け機能を使用して文字列形式の数値を変換する
方法 3: 文字列形式の数値に数値書式を適用する
エラー チェック機能をオフにする
方法 1: エラー チェック機能を使用して文字列形式の数値を変換する
他のソースからデータを Excel にインポートした場合や、文字列書式が適用されているセルに数値を入力した場合、セルの左上隅に小さな緑色の三角形が表示される場合があります。 このエラー インジケーター (図を参照) は、数値が文字列として保存されていることを示します。
これが期待どおりの状態でない場合は、次の手順に従って、文字列形式で保存されている数値を通常の数値に変換できます。
- ワークシートで、左上隅にエラー インジケーターが表示されている 1 つのセルまたはセルの範囲を選びます。
セル、範囲、行、または列を選ぶ方法
選択対象 | 操作 |
---|---|
1 つのセル | 目的のセルをクリックするか、または方向キーを使用して目的のセルに移動します。 |
セル範囲 | 選択範囲の先頭のセルをクリックし、末尾のセルまでドラッグするか、または Shift キーを押しながら方向キーを押して選択範囲を決定します。 選択範囲の先頭のセルを選択してから F8 キーを押して、方向キーを使用することで選択範囲を広げることもできます。 選択範囲を決定するには F8 キーをもう一度押します。 |
大きいセル範囲 | 選択範囲の先頭のセルをクリックし、Shift キーを押しながら、末尾のセルをクリックします。 末尾のセルが画面に表示されていない場合は、スクロールすると表示できます。 |
ワークシート上のすべてのセル | [すべて選択] をクリックします。 ワークシート全体を選択するには、Ctrl キーを押しながら A キーを押すこともできます。 ワークシートにデータが含まれている場合、Ctrl キーを押しながら A キーを押すと、アクティブなセル領域が選択されます。 もう一度 Ctrl + A キーを押すと、ワークシート全体が選択されます。 |
隣接していないセルまたはセルの範囲 | 先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Ctrl キーを押しながら、他のセルまたは範囲を選びます。 先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Shift キーを押しながら F8 キーを押して、隣接していないセルまたは範囲を選択範囲に追加することもできます。 選択範囲へのセルまたは範囲の追加を止めるには、もう一度、Shift キーを押しながら F8 キーを押します。 隣接していないセルまたはセルの範囲の選択を取り消すには、選択全体を取り消す必要があります。 |
行全体または列全体 | 行見出しまたは列見出しをクリックします。 1. 行見出し 2. 列見出し 先頭のセルを選択してから、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押すことで、行または列内のセルを選択することもできます。 行または列にデータが含まれている場合は、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーを押すことで、アクティブなセルの末尾まで行または列が選択されます。 Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーをもう一度押すと、行または列の全体が選択されます。 |
隣接した行または列 | 行見出しまたは列見出しに沿ってドラッグします。 あるいは、選択する先頭の行または列をクリックし、Shift キーを押しながら、末尾の行または列をクリックします。 |
隣接していない行または列 | 選択範囲の先頭の行または列で列見出しまたは行見出しをクリックし、Ctrl キーを押しながら選択範囲に追加する行または列の列見出しまたは行見出しをクリックします。 |
行または列の最初または最後のセル | 行または列内のセルをクリックし、Ctrl キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押します。 |
ワークシートまたは Microsoft Office Excel テーブルの最初または最後のセル | ワークシートまたは Excel リストの最初のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら Home キーを押します。 ワークシートまたは Excel リスト内のデータまたは書式を含む最後のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら End キーを押します。 |
ワークシート上のアクティブな末尾のセル (右下隅) までのすべてのセル | 先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら End キーを押して、ワークシート上で使用されている末尾のセル (右下隅) までセルの選択範囲を広げます。 |
ワークシートの先頭までのすべてのセル | 先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Home キーを押して、ワークシートの先頭までセルの選択範囲を広げます。 |
現在の選択範囲より広いセルまたは狭いセル | Shift キーを押しながら、新しい選択範囲に含める最後のセルをクリックします。 アクティブ セルからクリックしたセルまでの四角形の領域が、新しい選択範囲になります。 |
セルの選択を取り消すには、ワークシート内の任意のセルをクリックします。
- 選んだセルまたはセルの範囲の隣に表示されているエラー ボタンをクリックします。
- メニューの [数値に変換する] をクリックします。 日付を変換せずに単にエラー インジケーターを非表示にするには、[エラーを無視する] をクリックします。
この操作は、文字列として保存されている数値を数値に変換します。
文字列形式の数値を通常の数値に変換した後は、数値書式を適用またはカスタマイズして、数値の表示形式を変更できます。 詳細については、「 target=”_blank” title=”利用可能な表示形式” rel=”noopener”>利用可能な表示形式」を参照してください。
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方法 2: 形式を選んで貼り付け機能を使用して文字列形式の数値を変換する
この方法では、指定したそれぞれのセルを 1 で乗算して、文字列形式の数値を通常の数値に変換します。 セルの内容を 1 で乗算するので、操作の前後で結果は同じに見えます。 ただし、セルのテキストベースの内容は、数値に置き換えられます。
- 空白セルを選び、その表示形式が [標準] であることを確認します。
表示形式を確認する方法
* [**ホーム**] タブの [**数値**] グループで [**表示形式**] ボックスの横にある矢印をクリックし、[**標準**] をクリックします。
セルに「1 」と入力し、Enter キーを押します。
セルを選択し、Ctrl キーを押しながら C キーを押して値をクリップボードにコピーします。
文字列として保存されている数値が含まれている、変換対象のセルまたはセルの範囲を選択します。
セル、範囲、行、または列を選ぶ方法
選択対象 | 操作 |
---|---|
1 つのセル | 目的のセルをクリックするか、または方向キーを使用して目的のセルに移動します。 |
セル範囲 | 選択範囲の先頭のセルをクリックし、末尾のセルまでドラッグするか、または Shift キーを押しながら方向キーを押して選択範囲を決定します。 選択範囲の先頭のセルを選択してから F8 キーを押して、方向キーを使用することで選択範囲を広げることもできます。 選択範囲を決定するには F8 キーをもう一度押します。 |
大きいセル範囲 | 選択範囲の先頭のセルをクリックし、Shift キーを押しながら、末尾のセルをクリックします。 末尾のセルが画面に表示されていない場合は、スクロールすると表示できます。 |
ワークシート上のすべてのセル | [すべて選択] をクリックします。 ワークシート全体を選択するには、Ctrl キーを押しながら A キーを押すこともできます。 ワークシートにデータが含まれている場合、Ctrl キーを押しながら A キーを押すと、アクティブなセル領域が選択されます。 もう一度 Ctrl + A キーを押すと、ワークシート全体が選択されます。 |
隣接していないセルまたはセルの範囲 | 先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Ctrl キーを押しながら、他のセルまたは範囲を選びます。 先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Shift キーを押しながら F8 キーを押して、隣接していないセルまたは範囲を選択範囲に追加することもできます。 選択範囲へのセルまたは範囲の追加を止めるには、もう一度、Shift キーを押しながら F8 キーを押します。 隣接していないセルまたはセルの範囲の選択を取り消すには、選択全体を取り消す必要があります。 |
行全体または列全体 | 行見出しまたは列見出しをクリックします。 1. 行見出し 2. 列見出し 先頭のセルを選択してから、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押すことで、行または列内のセルを選択することもできます。 行または列にデータが含まれている場合は、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーを押すことで、アクティブなセルの末尾まで行または列が選択されます。 Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーをもう一度押すと、行または列の全体が選択されます。 |
隣接した行または列 | 行見出しまたは列見出しに沿ってドラッグします。 あるいは、選択する先頭の行または列をクリックし、Shift キーを押しながら、末尾の行または列をクリックします。 |
隣接していない行または列 | 選択範囲の先頭の行または列で列見出しまたは行見出しをクリックし、Ctrl キーを押しながら選択範囲に追加する行または列の列見出しまたは行見出しをクリックします。 |
行または列の最初または最後のセル | 行または列内のセルをクリックし、Ctrl キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押します。 |
ワークシートまたは Microsoft Office Excel テーブルの最初または最後のセル | ワークシートまたは Excel リストの最初のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら Home キーを押します。 ワークシートまたは Excel リスト内のデータまたは書式を含む最後のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら End キーを押します。 |
ワークシート上のアクティブな末尾のセル (右下隅) までのすべてのセル | 先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら End キーを押して、ワークシート上で使用されている末尾のセル (右下隅) までセルの選択範囲を広げます。 |
ワークシートの先頭までのすべてのセル | 先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Home キーを押して、ワークシートの先頭までセルの選択範囲を広げます。 |
現在の選択範囲より広いセルまたは狭いセル | Shift キーを押しながら、新しい選択範囲に含める最後のセルをクリックします。 アクティブ セルからクリックしたセルまでの四角形の領域が、新しい選択範囲になります。 |
セルの選択を取り消すには、ワークシート内の任意のセルをクリックします。
[ホーム] タブの [クリップボード] で、[貼り付け] の下にある矢印をクリックし、[形式を選択して貼り付け] をクリックします。
[演算] の下の [乗算] をクリックし、[OK] をクリックします。
すべての数値が正常に変換された後、手順 2. で入力したセルの内容を削除するには、そのセルを選んで、Del キーを押します。
会計用アプリケーションでは、負の値が文字列として表示され、値の右側に負符号 (–) が付加されている場合があります。 このような文字列を数値に変換するには、文字列から右端の文字 (負符号) を除くすべての文字を返し、その結果の値に -1 を掛ける数式を使用する必要があります。
たとえば、セル A2 の値が "156-" の場合、次の数式で文字列を -156 という数値に変換することができます。
データ | 数式 |
---|---|
156- | =Left(A2,LEN(A2)-1)*-1 |
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方法 3: 文字列形式の数値に数値書式を適用する
シナリオによっては、既に説明したように、文字列形式で保存されている数値を数値形式に変換する必要はありません。 単に数値書式を適用するだけで、同じ結果が得られます。 たとえば、ブックに数値を入力した後で文字列として書式設定すると、セルの左上隅の緑色のエラー インジケーターは非表示になります。 この場合、数値書式を適用できます。
- 数値が文字列として保存されているセルを選択します。
セル、範囲、行、または列を選ぶ方法
選択対象 | 操作 |
---|---|
1 つのセル | 目的のセルをクリックするか、または方向キーを使用して目的のセルに移動します。 |
セル範囲 | 選択範囲の先頭のセルをクリックし、末尾のセルまでドラッグするか、または Shift キーを押しながら方向キーを押して選択範囲を決定します。 選択範囲の先頭のセルを選択してから F8 キーを押して、方向キーを使用することで選択範囲を広げることもできます。 選択範囲を決定するには F8 キーをもう一度押します。 |
大きいセル範囲 | 選択範囲の先頭のセルをクリックし、Shift キーを押しながら、末尾のセルをクリックします。 末尾のセルが画面に表示されていない場合は、スクロールすると表示できます。 |
ワークシート上のすべてのセル | [すべて選択] をクリックします。 ワークシート全体を選択するには、Ctrl キーを押しながら A キーを押すこともできます。 ワークシートにデータが含まれている場合、Ctrl キーを押しながら A キーを押すと、アクティブなセル領域が選択されます。 もう一度 Ctrl + A キーを押すと、ワークシート全体が選択されます。 |
隣接していないセルまたはセルの範囲 | 先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Ctrl キーを押しながら、他のセルまたは範囲を選びます。 先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Shift キーを押しながら F8 キーを押して、隣接していないセルまたは範囲を選択範囲に追加することもできます。 選択範囲へのセルまたは範囲の追加を止めるには、もう一度、Shift キーを押しながら F8 キーを押します。 隣接していないセルまたはセルの範囲の選択を取り消すには、選択全体を取り消す必要があります。 |
行全体または列全体 | 行見出しまたは列見出しをクリックします。 1. 行見出し 2. 列見出し 先頭のセルを選択してから、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押すことで、行または列内のセルを選択することもできます。 行または列にデータが含まれている場合は、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーを押すことで、アクティブなセルの末尾まで行または列が選択されます。 Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーをもう一度押すと、行または列の全体が選択されます。 |
隣接した行または列 | 行見出しまたは列見出しに沿ってドラッグします。 あるいは、選択する先頭の行または列をクリックし、Shift キーを押しながら、末尾の行または列をクリックします。 |
隣接していない行または列 | 選択範囲の先頭の行または列で列見出しまたは行見出しをクリックし、Ctrl キーを押しながら選択範囲に追加する行または列の列見出しまたは行見出しをクリックします。 |
行または列の最初または最後のセル | 行または列内のセルをクリックし、Ctrl キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押します。 |
ワークシートまたは Microsoft Office Excel テーブルの最初または最後のセル | ワークシートまたは Excel リストの最初のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら Home キーを押します。 ワークシートまたは Excel リスト内のデータまたは書式を含む最後のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら End キーを押します。 |
ワークシート上のアクティブな末尾のセル (右下隅) までのすべてのセル | 先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら End キーを押して、ワークシート上で使用されている末尾のセル (右下隅) までセルの選択範囲を広げます。 |
ワークシートの先頭までのすべてのセル | 先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Home キーを押して、ワークシートの先頭までセルの選択範囲を広げます。 |
現在の選択範囲より広いセルまたは狭いセル | Shift キーを押しながら、新しい選択範囲に含める最後のセルをクリックします。 アクティブ セルからクリックしたセルまでの四角形の領域が、新しい選択範囲になります。 |
セルの選択を取り消すには、ワークシート内の任意のセルをクリックします。
- [ホーム] タブの [数値] で、[数値] の横にあるダイアログ ボックス起動ツール をクリックします。
- [分類] ボックスで、使用する数値の表示形式をクリックします。
この手順を正しく完了するために、文字列として保存されている数値の途中や前後に余分な空白や印刷できない文字がないことを確認してください。 データベースや他の外部ソースからデータをコピーまたはインポートするときに、余分な空白や文字が挿入されることがあります。 文字列として保存されている複数の数値から余分な空白を削除するには、 target=”_blank” title=”TRIM 関数” rel=”noopener”>TRIM 関数または target=”_blank” title=”CLEAN 関数” rel=”noopener”>CLEAN 関数を使用できます。 TRIM 関数は、単語間のスペースを 1 つずつ残して、テキストから不要なスペースをすべて削除します。 CLEAN 関数は、テキストから印刷できない文字をすべて削除します。
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エラー チェック機能をオフにする
Excel でエラー チェック機能をオンにしている場合、文字列形式の書式が適用されているセルに数字を入力すると、小さな緑色の三角形が表示されます。 この三角形を表示したくない場合は、エラー チェック機能をオフにします。
[ファイル] タブをクリックします。
[ヘルプ] の [オプション] をクリックします。
[Excel のオプション] ダイアログ ボックスで [数式] カテゴリをクリックします。
[エラー チェック ルール] の [文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値] チェック ボックスをオフにします。
[OK] をクリックします。
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