数式とセルの関係を表示する
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数式の精度を確認したり、エラーの原因を見つけたりするのは、数式で優先順位の高いセルまたは依存セルを使用する場合に困難な場合があります。
優先順位付きセル — 別のセル内の数式によって参照されるセル。 たとえば、セル D10 に数式=B5 が含まれている場合、セル B5 はセル D10 の優先順位になります。
依存セル — これらのセルには、他のセルを参照する数式が含まれています。 たとえば、セル D10 に数式 =B5 が保持されている場合、セル D10 はセル B5 の参照先セルになります。
数式のチェックに役立てるには、次の図に示すように、[ トレースの優先順位 ] コマンドと [ トレース依存 ] コマンドを使用して、これらのセルと数式の関係を トレース矢印でグラフィカルに表示およびトレースできます。
セル間の数式の関係を表示するには、次の手順に従います。
- [ ファイル > オプション] > [詳細設定] をクリックします。
注: Excel 2007を使用している場合は 。[ Microsoft Office ボタン] をクリックし 、[Excel のオプション] をクリックし、[ 詳細設定 ] カテゴリをクリックします。
[このブックの表示オプション] セクションで、ブックを選択し、[For objects, show] で [すべて] が選択されていることをチェックします。
別のブックで参照セルを指定するには、そのブックを開く必要があります。 Microsoft Office Excel では、開いていないブック内のセルにアクセスすることはできません。
次のいずれかの操作を行います。
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数式にデータを提供するセル (参照元) をトレースする
手順
参照元を調べるセルを選択します。
アクティブなセルにデータを直接提供する各セルにトレーサー矢印を表示するには、[ 数式 ] タブの [ 数式の監査 ] グループで、[ トレースの優先順位 ] をクリックします。
- 青い矢印は、エラーのないセルを示します。 赤い矢印は、エラーの原因となっているセルを示します。 選んだセルが、他のワークシートやブックのセルの数式で参照されている場合、選んだセルから ワークシート アイコンを指す黒い矢印が表示されます。 参照先をトレースする際は、参照先セルがあるブックを開いてから実行してください。
アクティブなセルにデータを提供するセルの次のレベルを識別するには、もう一度 [ トレースの優先順位 ] をクリックします。
トレーサー矢印を一度に 1 レベルずつ削除するには、アクティブセルから最も離れた先のセルから始めます。 次に、[ 数式 ] タブの [ 数式の監査 ] グループで、[ 矢印の削除] の横にある矢印をクリックし、[ 参照矢印の削除 ] をクリックします。 次のレベルのトレース矢印を削除するには、このボタンをもう一度クリックします。
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特定のセル (参照先) を参照する数式をトレースする
手順
参照先を調べるセルを選びます。
アクティブなセルに依存する各セルにトレーサー矢印を表示するには、[ 数式 ] タブの [ 数式の監査 ] グループで、[ トレース依存 ] をクリックします。
青い矢印は、エラーのないセルを示します。 赤い矢印は、エラーの原因となっているセルを示します。 選択したセルが別のワークシートまたはブックのセルによって参照されている場合、黒い矢印は、選択したセルから ワークシート アイコンを指します。 参照先をトレースする際は、参照先セルがあるブックを開いてから実行してください。
アクティブなセルに依存するセルの次のレベルを識別するには、もう一度 [ トレース依存 ] をクリックします。
アクティブなセルから最も離れた依存セルから始まるトレーサー矢印を一度に 1 レベル削除するには、[ 数式 ] タブの [ 数式の監査 ] グループで、[ 矢印の削除] の横にある矢印をクリックし、[ 依存矢印の削除 ] をクリックします。 次のレベルのトレース矢印を削除するには、このボタンをもう一度クリックします。
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ワークシート上の関係をすべて表示する
手順
空のセルに「 = (等号)」と入力します。
[すべて選択] をクリックします。
- セルを選択し、[ 数式 ] タブの [ 数式の監査 ] グループで、[ トレースの優先順位 ] 2 回クリックします。
ワークシートのすべての トレース矢印 を削除するには、[ 数式 ] タブの [ 数式の監査 ] グループで、[ 矢印の削除 ] をクリックします。
問題: [参照先のトレース] または [参照元のトレース] コマンドをクリックすると警告音が鳴る
[ トレース依存 ] または [ トレースの優先順位 ] をクリックすると、Excel で警告メッセージが表示された場合は、数式のすべてのレベルをトレースするか、追跡できない項目をトレースしようとしています。 数式で参照できるワークシートの次の項目は、監査ツールを使用して追跡できません。
テキスト ボックス、埋め込みグラフ、ワークシート上の図への参照。
ピボットテーブル レポート。
名前付き定数への参照。
他のブックが閉じている場合にアクティブなセルを参照する別のブックにある数式。
注:
数式の引数に使用している色分けされた参照元セルを表示するには、セルを選んで F2 キーを押します。
矢印で示されたセルを選ぶには、その矢印をダブルクリックします。 参照元のセルがその他のワークシートやブックにある場合は、黒い矢印をダブルクリックして [ジャンプ] ダイアログ ボックスを表示し、[移動先] ボックスの一覧で目的のセルをダブルクリックします。
矢印がポイントする数式を変更したり、列または行を挿入または削除したり、セルを削除または移動したりすると、すべてのトレーサー矢印が消えます。 これらの変更を行った後でトレース矢印を元に戻すには、ワークシート分析コマンドを使ってトレース矢印を表示し直します。 変更前のトレース矢印を記録しておく必要がある場合は、ワークシートを変更する前に、トレース矢印を表示してワークシートを印刷します。